AIに頼るのではなく、対話する。コンテンツに“体温”を取り戻す方法

あなたは生成AIを、活用していますか?
私はというと、わりとバリバリ使っているほうだと思うのですが、AIに頼りすぎる(丸投げする)のはよくないなと感じています。
正直、他の人の文章を読んでいて、「あ、これAIで書いたっぽいな…」って、わかることありますし。
クライアントさんの文章やタイトルを添削していると、「あ、これAI…」って、ほぼ確信を持ってわかります。
あなたもきっと、「この文章、なんだかちょっと味気ないな…」って感じたこと、あるんじゃないでしょうか?
確かに、AIって、言語化が苦手な人にとっては、ほんとに神アイテムなんですよね。
何か打ち込めばすぐ、ぱぱっと文章出してくれて、しかもそれがすごく「っぽい」。
(間違ったこともしれっと混ぜ込んできますけどね^^;)
だから、つい「お、これでいいか^^」ってなっちゃう気持ち、めちゃくちゃわかります。
ただ、「刺さる」「響く」「売れる」を目指すのなら、私の中でのAIの認識は…
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最強に便利な「壁打ち相手」!!
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AIってたしかに賢いし、整った文章を出してくれるんです。
だから、思考の整理やアイデアの拡張にはぴったり。
でもそこから「どんなニュアンスで届けたいか」「どんな感情を乗せるか」「どう心を動かしていくか」っていう、「響く」ために重要な部分って、人の感性とか感覚とか、リアルな体感での判断が必要だなって思うんです。
ちなみに、いちばん怖いのは、「AIが書いたから合ってる気がする」って思考停止してしまうこと。
正しさ≠伝わる文章。
「正解」よりも「共感」が人の心を動かすんですよね。
たとえば、これは先日実際にあった事例なのですが。
ご依頼いただいて、開催することになった講座のタイトルについて。
【先方がAIで考えましたと提案してくださった案】
・資格迷子から抜け出す!動ける私になる完全ナビ講座
・資格はある。でもどう動く?ステップ伴走講座
・一緒に動こう!資格が生きる実践スタート講座
確かに、どれも方向性は間違ってなかったんです。
企画の内容とも一致していますし、文章としてもロジカルで丁寧だし、意味も通ります!
でも…なんだか、ピンとこない。
言いたいことは伝わるけど、どこか表面的で、感情が動かない…
特にターゲットがゼロイチさんの女性だと考えると…、かなり微妙だったんですよね。
そこで、私が調整してご提案したタイトルがこちら。
「資格をとっただけ」から卒業!〇〇デビュー実践講座
(サブタイトル↓)
-セッションも募集も自信を持って届けられる私に。
資格を仕事に変える3days実践講座-
ありがたいことに、これを採用していただけたのですが……
正直、印象の“熱量”って違う感じがしませんか?
ちなみに、採用いただけたタイトルのポイントは、ただ状況を説明するんじゃなくて、「こうなりたい私」の未来を描いていること。
「資格をとっただけ」から卒業!って言われると
・次こそ“動ける私”になれそう
・自信を持って発信できてる自分がちょっと想像できる
・なにかが、ここから変わりそう
そんなワクワク感を込めてみました。
特に女性に訴求するときに、大事なのは…
【絵が浮かんで(イメージができて)心が動くかどうか】。
ここ、ほんと外せないポイントです!!
実際のところ、私もこのコピーを考えるにあたって、ChatGPT、たっぷり使いました。
でもやっていたことはひたすら、壁打ち&ツッコミ!!
「うーん、この単語がちょっと堅すぎ。他にない?」
「このままだと、ぼやけすぎじゃない?」
「え、全然意味わかんない。笑」
「ゼロイチさんの方に、それはハードル高い!」
言葉の響きを確かめて、“違う、そうじゃない”を何度も繰り返して、ようやくまとめられた言葉なんです。
ということで
“正しさ”はAIの得意分野。
でも“心に響く”ものになってるのかは、人間の感性での判断と調整が必要。
このポイントを理解せずに、「言語化苦手だからAIさんお願いねー!」って任せっきりになると、コンテンツは整うけど、響かないものになっちゃいます。
まだまだこれからAIも進化していくと思いますが、これが今のところの私の見解です。
さらに言うと、AIの本当の活用方法は、自分の最強の相棒に育ていくことじゃないかなと。
私、相当ツッコミ入れまくってるんですけど(だから、AIさんも私の思考をかなり理解してくれてます^^)
人間相手だったら、こんなにしつこくストレートにツッコミ入れ続けられないし、こだわりに付き合ってもらうこともできないなーっていつも思います。
ぐるぐる迷ってるのに付き合わせるのも気が引けちゃうけど、AIさんはイヤな顔なんて全くせずに、とことん付き合ってくれるから、ほんと優秀な相棒♡
難しいプロンプトなんて入れなくても、話し言葉でたーくさん会話・ツッコミしていけば、十分に頼もしい相棒になってくれますよ♡
AIに頼りすぎる、AI丸投げはやめて、あなたの体験、感性という軸をもって、AIを活用する!
これ、結構ポイントじゃないかなって思います^^